くさいって思われてない?汗とにおいの原因と対処法とは?

暑くなってくると気になるのが汗ですよね。
本来、汗はサラサラでにおいがしないものですが、べったりとして、においを発する汗もあります。
ここでは、汗とにおいの原因と対処法についてお届けしたいと思います。

汗は血液から血球を取り除いた残りの液体成分である血漿(けっしょう)という成分がもとになってできているそうです。
汗は汗線から出ますが、それは血管のすぐ近くにあり、体温が上がりすぎないように、状況に合わせて血液中から血漿を取り出し、作られているのだそうです。

その血漿には、ミネラルやカリウムなどが含まれていますが、特にミネラルは体に必要な成分ですから、汗線は血漿の中の水分だけを汗として放出します。
これがにおいのないいい汗です。

一方、においがきつい悪い汗は、ミネラルも一緒に汗として外に出るのでにおいます。
汗と一緒に出たミネラルの成分が、皮膚の上にいる菌と結びつくことでにおいを発するのです。

汗をくさくしない対策としては、日頃から健康的に汗をかく習慣をつけておくことが大切だと言われています。極端に言えば、年中、一定の温度の場所にいて、汗をまったくかかないということになれば、おのずから臭い汗が出てくるのだそうです。たとえば、毎日適度に歩いて、ほんのり汗ばむ、くらいのことはしたほうが良さそうですね。

また、食生活を整えておくことも汗対策に有効です。
たとえば、肉食に偏った食生活をしていると、どうしても汗がにおいやすくなるということが、科学的にわかっています。

さらに、ストレスが多いと、体の中に活性酸素が増えるので、加齢臭のようなにおいの汗が出てくる。こういったことも科学的にわっています。

適度な運動と健康的な食生活が、あなたを「におい」から守ってくれます。

2023年6月20日